中国に強気な人々にとっては散々な1年だった。 中国株のCSI300指数は年初来で13%下落しており、新型コロナ対策の厳格なロックダウンが最後に行われた際の水準をも割り込んでいる。 不動産市況の悪化は企業をデフォルト(債務不履行)に追い込んでいる。 経済成長の見通しはさえず、気まぐれで専制的な国内指導者層や大口の貿易相手国との不確かな関係に対処する必要性も相まって、金融市場は悲惨な状況に陥っている。 これは大々的な資本流出を招く状況でもある。 かつて中国に果てしない熱意を抱いていた外国人投資家が、今では出口に殺到している。中国に数多くいる富裕層も同様だ。 シンクタンクの国際金融協会(IIF)によ