2023年は大きな国政選挙もなく、岸田政権が継続した。昨年12月28日の拙稿「来年の政治・経済政策展望」では、2023年に衆院解散・総選挙があるとすれば、春の統一地方選やG7広島サミットを終えた後の年央以降と指摘した。 内閣支持率が今年半ば頃に持ち直したため、衆院解散の観測が高まったが、岸田首相は解散を見送り、その後支持率が急速に低下した。衆院解散の機を逸したのみならず、政権の継続に黄信号が灯っている状況だ。 2024年の政治は、秋に実施される自民党総裁選を軸に考える必要がある。総裁選前の春から夏にかけて、内閣総辞職や衆院解散など大きな動きが生じる可能性がある。以下、内閣支持率の動向や政治日程