10月31日にイエメンからイスラエルに向かって弧を描いた弾道ミサイルの一群は、いくつかの記録を打ち立てた。 まず、少なくとも1600キロ飛行したことから、攻撃のために発射されたどの弾道ミサイルよりも長い距離を飛んだものと思われる。 ミサイルはネゲブ砂漠の上空でイスラエルのミサイル防衛システム「アロー」に迎撃された。 23年間運用されているアローが地対地ミサイルを撃墜したのはこれが初めてだった。 さらに、2人のイスラエル政府高官によれば、戦闘で発射されたミサイルが宇宙空間で迎撃されたのも今回が初めてだという。 射程距離と命中精度が向上しているミサイルの拡散が中東の軍事情勢を変えつつあることが垣間
イランとイスラエルと戦争、中東で白熱するミサイル軍拡競争
技術の拡散と質の向上、50年前とは景色が様変わり
2023.11.15(水)
The Economist
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