また知事が「これまで県は奈良の鹿愛護会からの報告を聞いていなかった」と発言した点は訂正すべきだと思います。「特別柵で収容できるシカの数が限界を迎えている」という問題は過去の県の委員会でも話題になっていました。 餌の量や混み具合で言えば、もっとひどい環境でシカを飼育している施設はいくつもあります。もちろん、だから問題ないとは言えませんが、各メディアで出回っている「脱毛し痩せこけたシカの姿」だけを見て「虐待だ」と糾弾するのも早急だと思います。 これには2つの理由があります。1つは、「消化器系統に問題を抱えているシカが存在すること」。鹿苑の内外にかかわらず、十分エサを食べていても、太らずに痩せてしま
奈良シカ虐待、県「あったか判断できず」、専門家「痩せているから、は拙速」
背景に「『神の使い』を生け捕りにしてきた歴史的経緯」(立澤・北大特任助教)
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