米国のジョー・バイデン大統領が8月9日、中国との経済戦争に用いる最新兵器を披露した。 新しいルールは民間セクターによる外国での投資を規制し、機密性が最も高い技術への投資を中国で行うことを禁止する。 資本主義の世界最大の擁護者である米国がこのような抑制策を採用することは、ますますけんか腰で威嚇的になっているライバルの台頭に立ち向かうなかで、この国の経済政策に重大な変化が生じていることの新たなしるしだ。 米国は何十年もの間、貿易と資本のグローバル化を支援してきた。おかげで効率の向上と消費者のコスト低減の観点で大きな恩恵がもたらされた。 だが、何かと物騒な世界においては、もはや効率だけでは不十分だ。