市場の注目する日銀金融政策決定会合が迫っているので、改めて論点整理しておきたい。 筆者は現状維持を予想している。 長期金利の維持を目的としたイールドカーブ・コントロール(YCC)はもはや形骸化した枠組みであり、その存在があろうとなかろうと日本の経済・金融情勢がただちに大きな影響を受けることは考えづらい。 現状、10年物日本国債の利回りは±50bpsだが、そもそも日本国債の変動はその程度のものだろう。YCCがなくなったからと言って円金利の情勢に著しい変化が出るとは思えない。 しかし、直情的な為替市場はしっかり円高で反応するはずだ(持続性はともかく)。この点、YCCは修正時(本欄ではあるとすれば撤
日銀政策決定会合直前プレビュー、YCC・金融緩和の修正は円高につながるのか
金融政策は現状維持が基本、いずれにせよ円安地合いに影響なし
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