前回の記事でも触れた、23道県知事から国土交通大臣に出された「地方の鉄道ネットワークを守る緊急提言」(2021年8月)。 この提言は「ローカル線を含めた鉄道ネットワークは、地域にとって必要であるだけでなく、国としても、災害時の移動手段の代替性・補完性の確保など、わが国の交通政策の根幹として考えるべき課題」と指摘しており、必ずしも移動の手段としての鉄道存続を意識しているのではないように考えられる。 鉄道が存在しているということは、全国の各地と線路でつながっていることであり、自分たちの地域と他の地域のつながりが可視化されることになる。 国土地理院の地図にも鉄道は線路と駅がランドマークとして記載され
鉄道事業はまるで“鈍重な牛” 激変期のローカル線「存続」の打ち手はこの2つ
【近江鉄道「血風録」②】「感情的になりやすい」「変化に弱い」…特有の課題
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