ふるさと納税は、自分の故郷や応援したい自治体などに使い道を指定した上で寄付ができる制度だ。1年を通した寄付額から自己負担の2000円を差し引いた額が、寄付した年の所得税と翌年の住民税から控除される。 多くの自治体では寄付をしてくれた人に対し、寄付額の3割相当額までの返礼品を送付している。地域の特産品を集めた返礼品は食品や家電製品から旅行、現地での体験型イベントへの参加券などまでデパート並みの“品揃え”があり、返礼品目当ての寄付が多勢を占める。 ただし、青天井に制度が利用できるわけではなく、控除を受けられる寄付額には上限がある。上限額は、寄付する人の年収や家族構成などによって変わってくる。上限額