千葉ニュータウンの一角にある人口約11万人のまち・印西(いんざい)市。千葉県の北西部に位置し、利根川、印旛沼、手賀沼に囲まれ、豊かな自然が残る一方、ニュータウンエリア内には新興住宅街が広がる。 かつて経済誌の「住みやすさランキング」で7年連続1位になるなど、住みやすいまちとして人気のベッドタウンが、最近は意外な面で注目されている。 グーグル(Google)やアマゾン(Amazon)など世界的なIT関連企業のほか、国内の大手金融機関などのデータセンター(DC=サーバーやネットワーク機器を収めた施設)が続々と建設、稼働しているのだ。いまでは海外でもDC集積地“INZAI”の名は知れ渡っているという