習近平政権の前の胡錦濤政権の時は、チャイナ・セブンにあたるポジションは9人いたので「チャイナ・ナイン」と私は呼んでいました。2012年の第18回党大会の時に、今の7人に数が減ったのです。 なぜ習近平は3期目を狙ったのか、ということに私は注目してきました。習近平の父親の習仲勲(しゅう・ちゅうくん)は、1962年に鄧小平の陰謀によって失脚して16年も牢獄生活を送りました。ですから、習近平は鄧小平に対して強烈な復讐心を抱いており、雪辱を果たすために3期目を狙ったと考えられます。 新チャイナ・セブンが発表されると、7人全員で習仲勲が建設した「革命の聖地」延安(えんあん)に視察に訪れた。「父さん、敵を討
習近平の新体制と国家戦略から何が見えるか、日本に与える脅威を読み解く
中共中央政治局常務委員たちの経歴から分かること
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