マレーシアで11月19日、総選挙(連邦議会、任期5年で定数222の小選挙区、過半数議席112)が実施される。 2018年の前回の選挙では、マハティール元首相が率いる野党連合「希望連盟」(PH)が独立来61年間、マレーシアを統治してきたUMNO(統一マレー国民組織)を核とする与党連合「国民戦線」(BN)を歴史的な勝利で破り、政権交代を果たした。 マハティール氏は2003年に首相を退任してから再び首相に就任したが、後継者問題などで2020年2月に政権発足後22カ月で辞任。 国王の任命で選挙を経ず後任となったマレーシア統一プリブミ党(PPBM)を核とする「国民同盟」(PN)率いるムヒディン前首相は、