菅義偉前首相が喝采を浴びている。安倍晋三元首相の国葬で披露した友人代表としての弔辞が感動的だったからだ。これほど泣かせるスピーチができる人だったのか、と誰もが思ったはずである。棒読み調で官僚答弁的な岸田文雄首相とは極めて対照的に、菅氏はストレートな気持ち、思いをありのままに表現した。 国葬の主役が安倍元首相であることはいうまでもないが、スピーチの主役は間違いなく菅氏だった。歴史に残る圧巻の弔辞はかなり早い段階で書き上げられており、復権の兆しを感じさせた。「(スピーチライター等の)特訓を受けたわけでもない。ありのままです」 菅氏に近い永田町関係者は国葬当日の9月27日夜、はっきりこう語った。「ゴ
「弔辞」が絶賛された菅前首相、改めてその経験・見識・手腕を再評価する動き
岸田首相は「棒読み」弔辞で評価ダダ下がり、菅前首相の復権はあるのか
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