ウクライナの東部(イジューム~リシチャンスク~ドネツク)正面で、ロシア軍は、7月までは積極果敢に攻勢に出ていた。 8月に入り、リシチャンスクを基点として東部一帯の西側と南側とでは、戦況に変化が生じてきた。 リシチャンスクから西側のイジュームまではロシア軍の攻撃進展はなくなり、逆に小規模ではあるがウクライナ軍の領土の奪還が始まった。 この正面では、ロシア軍はもう攻勢から防勢に転移せざるを得なくなっていた。 リシチャンスクから南側のドネツクまでは、小規模ながら攻勢を継続しているが、この攻撃は欧米の研究所から無意味な攻撃だと評価されている。 9月に入り、ハルキウおよびイジューム正面の戦況が大きく変わ