自民党総裁選の候補者が出揃った。今回の総裁選では自主投票を決めた派閥が複数出てくるなど、従来に見られない選挙となっている。これは、派閥が所属議員の自主性を尊重していると言えば聞こえがよいが、「総裁候補を育成・擁立する」という派閥の根源的な機能が低下したとも言える。同時に、政策集団としての機能も大きく減退している。その結果、総裁選に出るような実力者も、ブレーンなどを活用しながら、個々に政策をまとめるのが珍しくなくなっている。
【舛添直言】総裁選、権力闘争は派手に、政策論議は浅くなる理由
小選挙区制と安倍長期政権で大幅減退した派閥の能力
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供