中国の国際ルールを無視した行動や北朝鮮の核ミサイル開発が日本や米国にとって安全保障上の大きな問題になっている。これらに対抗するため、米国のバイデン大統領は、日米韓の連携強化を図る必要があると考えており、そのため3カ国による首脳会談を早期に開催すべく周到な準備をしてきた。これは、中国・北朝鮮との関係悪化を恐れる韓国を日米韓側に引き寄せるためにも不可欠のことでもある。その意味で、4月16日の日米首脳会談、5月21日の米韓首脳会談は、日米韓首脳会談につなげる重要なステップであった。