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イノベーション
2017.10.30

「xR技術」がビジネス領域へと浸透していく
VR/AR/MRのビジネス応用事例とは

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“カンブリア大爆発”を予感させるxR端末

“VR元年”と言われた2016年を超えて、2017年に入ってから耳にすることが増えた「xR」という言葉。VR=Virtual Reality、AR=Augumented Reality、MR=Mixed Realityを総称した呼称だが、2017年はまさに「xR元年」とも呼べるような年となった。

VR用端末の「HTC Vive」「Oculus Rift」「PlayStation VR」、AR機能を持つGoogle Tango対応端末の「Lenovo Phab 2 Pro」「ZenFone AR」、同じくARを実現するAppleの「ARKit対応端末」、そして、MR対応端末の「Microsoft HoloLens」「Windows Mixed Realityヘッドセット」など、各社から様々なデバイスが発売されている。

そんな中、AR/VRヘッドセットの世界/国内出荷台数予測をIDC Japanが発表した。

発表によれば、2017〜2021年のAR/VRヘッドセット世界出荷台数は年間平均で56.1%と高成長で推移すると見られ、合計で8,120万台になると予測している(IDC Japan「AR/VRヘッドセットの世界/国内出荷台数予測を発表」より)。

端末が普及し、技術が一般的になってくるにつれ、注目されるのがビジネスへの応用だ。

家具を買う前に試し置きできるARアプリ「IKEA Place」

スウェーデン発祥の大手家具販売店IKEAは、iOS向けのARアプリ「IKEA Place」を10月16日に公開した。iOS 11に搭載された「ARKit」に対応しており、IKEAの家具を自宅で配置して、色やサイズなどを確かめることができる。

ARで表示された自宅の部屋のサイズに合わせて家具の画像は自動調整され、布地の質感や家具に落ちる光や影の具合も再現。配置した様子は画像や動画として保存可能だ。

今回、アプリの公開に合わせて、2,000点以上の商品が用意されている。気に入れば、そのままアプリからオンラインストアへ接続して購入することもできる。

 

次世代メディアをいち早くビジネスに取り入れる「HoloLens研修」

MR=Mixed Realityとは、複合現実と訳されるARとVRの性質を併せ持ったような技術。代表的な端末がMicrosoft HoloLens(HoloLens)だ。国内でもJALなどが社員トレーニングへ応用するなど、いち早く産業へと浸透し始めている。

そうした動きに合わせ、VR/ARの制作・教育研修を展開するエドガは、10月12日よりHoloLensを用いた企業向け教育研修プログラム「HoloLens研修」を提供開始した。

このプログラムでは、MR技術をビジネス現場へどのように取り入れていくべきかを学べるという。全部で3つのステップで構成される。

ステップ1:HoloLensを体験する
はじめに、HoloLensに触れることからプログラムはスタート。機材に触れながら、MR技術の可能性や制約を学ぶ。

ステップ2:HoloLensの事例を知る
HoloLensが現実社会でどのように利用されうるのか、機能的な特徴や国内外のビジネス活用事例をもとに解説する講義を受ける。

ステップ3:HoloLensを使った未来を考える
最後に、HoloLensを自社の領域でどのように利用できるか、質疑応答やワークショップを通じて考えていく。

研修時間は1時間〜複数日(内容に応じて決定)。オフィスやレンタル会場などで実施可能で、料金は200,000円〜(内容に応じて決定)。

xR時代のマーケティングを先駆ける

IoT/AI/VR分野のプロトタイプ開発を行なう1→10driveとデジタルマーケティングを提供するオプトが共同で実施しているプロジェクト「drop: Phygital Marketing Lab」は、VR・ARを活用したプロモーションのためのプラットフォーム「drop:VR360°動画」、「drop:AR」をハコスコ、スターティアラボと共同で開発した。

このプラットフォームでは、VR動画やAR素材の制作・配信だけでなく、ユーザーのVR・AR内での行動を可視化し、マーケティングデータとして活用していくことが可能。具体的には、コンテンツ内のユーザー行動をインターネット外の外部データと統合することで、セグメントに合わせた広告配信やリテンション施策(ユーザーに継続利用を促す施策)を行なえるようになる。

今後、AR/VRコンテンツが一般的に流通するようになると、従来の動画のようにコンテンツからの広告誘導が求められるようになっていくだろう。そうした場面で、本プラットフォームは有効に働きそうだ。

Webや動画の次に来るメディアを実現するものとして、様々な分野から関心を集めるxR技術。消費者の行動が「モノの消費」から「コトの消費」へと移り変わってきている現在、目新しい体験は人を集める手法として、ビジネス領域での応用が期待される。

これらの技術を使ったコンテンツを街中で当たり前のように目にする日も、そう遠くはないのかもしれない。

JBPRESS

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