飽食の現代、さつまいもの「救荒作物」としての役目は終わったように思える。だが、研究開発者たちは、さつまいもの新たな魅力を引き出そうと育種を続けている。さつまいもの育種に取り組む農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)主席研究員の片山健二氏に、現代のさつまいも育種の事情を聞くことにした。