浦での鯨漁は、田畑などがなく陸地での収穫が望めない場所に起こったとはいう。だが、食べられる部分は余すところなく食べるという行いに、人々の鯨に対する慈しみを感じ取ることができる。人間のために犠牲になった鯨を、無駄にすることなく食べ切ることで、感謝の念を捧げたのである。
無駄なく食べてこそ鯨も浮かばれる
日本人と捕鯨の過去・未来(前篇)
2013.1.18(金)
漆原 次郎
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