* 本コンテンツは以下講演の【全文採録記事】で構成しています *
第3回 人・組織・働き方イノベーション
特別講演4「なぜ組織にダイバーシティが必要なのか 〜女性リーダー育成に必要なことを先進企業から学ぶ」

開催日:2023年11月21日(火)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 2023年のジェンダーギャップランキングで146カ国中125位、先進国では最下位となったジェンダー後進国・日本。ジャーナリストの浜田敬子氏は、日本においてダイバーシティやジェンダー平等が進みにくい要因として、「女性の意欲の問題以上に、働き方を含めた構造上の問題が大きい」と話します。

 講演冒頭で、「同質性のリスク」にも触れながら、組織になぜ多様性が必要なのかを解説する浜田氏。ダイバーシティへの取り組みを加速する世界の動きとは異なり、なぜ日本では女性活躍が進まなかったのかを考察し、日本ならではの構造上の3つの問題と企業に潜む3つの差別について解説します。

 そして、このような日本の現状を踏まえて企業は何をすべきか、目指すべき在り方を提言。最後に、女性活躍推進で結果を出している日本の先進企業の事例を紹介します。女性活躍推進に悩む企業にとって、現状への理解と事態打開のためのヒントに満ちた講演です。

【TOPICS】

  • なぜ組織には多様性が必要なのか
  • 同質性の高い組織が陥りやすいリスクとは
  • ジェンダーギャップランキングに見る日本の現状――加速する世界の動きと新たな潮流
  • なぜ日本では女性活躍が進まなかったのか
  • 構造上の3つの問題と「作られた能力格差」
  • 企業に潜む3つの差別とは
  • 女性の活躍推進のために企業がすべきこと
  • 先進企業の多様な事例に学ぶ――メルカリ・武田薬品工業・キリングループ・積水ハウス・丸井グループ・富士通・リクルート