* 本コンテンツは以下講演の【全文採録記事】を掲載しています *
第11回 ワークスタイル改革フォーラム
基調講演「5方良しの経営学」

開催日:2023年3月13日(月)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 企業経営の目的は業績を高めることではなく、関係する人々を大切にし、幸せにすることである。企業経営の「目的」についてこのように語り、「5方良し」の経営のあり方を解説するのは、人を大切にする経営学会の会長であり、法政大学大学院元教授の坂本光司氏です。

 従来の「3方良し」(売り手良し・買い手良し・世間良し)に代わる考え方として坂本氏が提唱する「5方良し」は、会社が幸せを追求するべき対象として(1)社員とその家族(2)社外社員とその家族(3)現在顧客と未来顧客(4)地域住民とりわけ障がい者等社会的弱者(5)株主・支援機関を挙げています。この「5方」には優先順位があり、経営者はまず(1)から優先的に心をはせるべきである、と坂本氏は語ります。

 どのような経営をする会社が、「日本でいちばん大切にしたい会社」といえるのか。本講演では、国内8000社もの会社研究を行ってきた坂本氏が、実例を交えながら解説します。

【TOPICS】

  • なぜ、「3方良し」ではなく「5方良し」なのか
  • 企業経営の目的は関係する人々の幸せの追求・実現である
  • 5方良しの経営学(1):「社員とその家族」の幸せが第一
  • 5方良しの経営学(2):「社外社員とその家族」の幸せも重要
  • 5方良しの経営学(3):「現在顧客と未来顧客」の考え方
  • 5方良しの経営学(4):「地域住民とりわけ障がい者等社会的弱者」を大切にする
  • 5方良しの経営学(5):「株主・支援機関」を満足させる業績向上は社員の幸せから
  • 「日本でいちばん大切にしたい会社」とは