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イノベーション
2018.10.18

なぜ農業? 自動運転の異端児エヌビディアの妙計
IoT時代、<IT企業に求められる「品格」や「矜持」>が変わる

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 当然、エヌビディアを始めとする多くの企業は、これからも投資家から研究開発を進めるために多大な資金を集め続ける必要がある。

 2017年5月、日本のソフトバンクグループがビジョンファンドを通じて40億ドル(約4500億円)を出資、第4位の株主となったことは記憶に新しい。

 そのためにジェンスン・ファンのような野心あふれるリーダーが、タイムリーかつインパクトの高い情報を発信し、より多くの、投資家を中心とするステークホルダーを魅了し続けることが生き残りの条件になるといえよう。

 しかし、昨今、残念なことに自動運転を推進するIT企業のリーダーの不祥事のニュースが相次いでいる。

 ウーバーのトラビス・カラニックCEOによるセクハラ発言(2014年〜)やドライバー罵倒など一連の事件(2017年3月)。

 最近では、インテルのブライアン・クリザニッチCEOの女性社員との不適切な交際問題の発覚(2018年6月)、それから最近のテスラ社のイーロン・マスクCEOによる株式の非上場化をめぐるツイート事件(2018年8月)など、投資家の期待を失墜させるような事案など・・・。

 投資家から多額の資金を集め、研究開発に集中投資する。

 その果実は、当然、直接的な利益の創出(=投資家への株式の配当)だが、利益至上主義だけでは、これからの世の中、合格点はもらえないだろう。

 ソーシャルの山積する諸課題に向き合い、社会やコミュニティとの共創を前提に、より良い世界の実現を目指すという「社会的な大義」が(伝統的で成熟したグローバル企業だけでなく)AIやIoTで最先端を行く「元ベンチャーのIT企業」にも求められるはずだ。

「農業や物流、漁業などの分野で人手不足の解消に役立っていく」

 おそらく、ジェンスン・ファンはトレードマークの黒い革ジャンパーの下で、時代の「空気」の変わり目を敏感に読み取っているに違いない。

 エヌビディアがヤマハとの協業を通じて表明したメッセージには、これからのIT企業に求められる「品格」や「矜持」というスパイスが、どうも意図的にまぶされているように思えてならないのだ。

JBPRESS

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