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イノベーション
2018.10.18

なぜ農業? 自動運転の異端児エヌビディアの妙計
IoT時代、<IT企業に求められる「品格」や「矜持」>が変わる

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 ヤマハが構想する具体的なロードマップとしては、まず、産業用ドローンや無人農業用車両にエグゼヴィアとイザークを搭載していく。

 2019年中には、数年以内の市場導入を目標に、自動運転の農業用車両の実証実験を開始する。

 近い将来、自動運転ドローンによる農薬の散布、自動運転の無人農業車両による果樹の収穫(おそらくAI画像認証技術を使って収穫すべき品種や果実の成熟度の選定を行うと思われる)、さらには収穫した農作物や作業人員・機材の運搬などを含め、農業現場の生産効率を高める統合型ソリューションがヤマハから提供されることになるであろう。

 そして、いささか深読みが許されるならば、自社製・他社製を問わず、ヤマハは農業の枠組みを超えて、彼らが保有する、あらゆるインテリジェントモビリティ製品群に適用可能な万能型の自動運転AIプラットフォームの開発へと地歩を固める思惑だろう。

 実は、今年1月のCES2018において、ヤマハは「ワンマイルモビリティ」を再定義するというコンセプトでゴルフカートをベースにした低速自動運転車のプロトタイプの展示を行っており、以下のようなコンセプトビデオを流していた。

【参考】Public Personal Mobility (PPM) #EnterpriseWith
https://www.youtube.com/watch?v=RXpasGcl7ao

 従来のゴルフカートのように道路に埋設された誘導線ではなく、道路表面の映像を極めて高精度に照合しながら走行する、というものだ。

 当然、この時にはエヌビディアとヤマハとの農業分野での協業の話は(少なくとも表面上は)微塵もなく、コンセプトカーは技術的には興味深いものの、過疎地に住むシニアの日常の移動手段のようなニッチなマーケット向けの製品提案くらいにしか感じられなかったのが正直なところである。

 しかし、この秋、エヌビディアの最先端技術を得ることにより、ヤマハのワンマイルビークルのプラットフォームは自動運転の無人農業用車両や、収穫した農作物、作業人員、機材を運搬する農業用自動運転車に大化けするだろうと推察される。

JBPRESS

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