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イノベーション
2016.12.30

IoT・AI技術を組み合わせた未来型医療とは
佐賀大学とオプティムがメディカル・イノベーション研究所を設立

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佐賀大学とオプティムは2016年12月22日に、未来型医療の共同研究を推進するために包括的な連携を行い、IoT・AI(人工知能)といった最新のテクノロジーを活用した研究を行う「メディカル・イノベーション研究所」を設立した。

メディカル・イノベーション研究所では、佐賀大学医学部の医学的知見、佐賀大学医学部付属病院の臨床データと実践の場、オプティムのIoT・AI技術を組み合わせ、医療現場の課題に対して効率的かつ効果的な医療を実施するための研究を実施していく。

具体的な取り組みとして、「AIによる画像診断支援」「緊急車両やドクターヘリにおけるスマートグラスの活用」といった2つのテーマから研究を開始しているという。

AIによる眼底画像解析で早期診断

目はその他の臓器と違い、眼科検診だけで診断が可能も存在し、これらの疾患は早期発見・治療により、視覚障害や失明を防ぐことが可能となるため定期的な眼科検診が重要となる。

しかしながら眼底検査には、「医師への作業負担」、「医師の診断能力のばらつき」、「専門医の地域格差」、「治療介入の遅れによる症状の進行」などの課題が存在している。

これらの課題に対して、AIを用いた眼底画像解析を行うことで、「医師の作業負担減、診断能力の均一化による診断精度の向上と医療安全の確保」、「病診連携や内科との連携」、「早期診断による先制医療の実践、医療費削減」などの解決が期待されている。

将来的には集積された臨床ビッグデータを活用することで、眼底画像から新たな疾患(心筋梗塞、脳血管障害やアルツハイマー型認知症など)の発症予測や、モバイル機器による簡易診断で早期発見を行うなど、新しい眼底診断・治療手法の創出を目指していく。

緊急車両やドクターヘリにおけるスマートグラス活用

救命救急の現場において患者の状況をいち早く判断し、適切な処置をその場で行うことは非常に重要となり、緊急車両やドクターヘリにて患者の状況が判断できる体制を整える必要があるといわれている。

現在、佐賀大学附属病院の高度救命救急センターではドクターヘリを配備しており、佐賀県全域をカバーし、15分で到着できる体制を構築している。しかし、音声のみによる情報共有を行うため、現場の状況が適切に伝わりにくいケースが存在している。

この課題を解決するため、メディカル・イノベーション研究所では緊急車両やドクターヘリにオプティムが提供している遠隔作業支援専用スマートグラスである「Remote Action」を常備。「Remote Action」を活用することで、救急隊員が搬送先の病院へ患者の状態を共有し受け入れ準備を円滑に行えるようになる他、医師から緊急時の処置に対し適切な指示を受けることができる。

また今後、緊急車両やドクターヘリに搭載されている生体情報の収集機器とスマートグラス、「OPTiM Cloud IoT OS」の連携や、映像・音声・生体情報・現在地情報などの情報を記録し、現場プロセスの見直しや技術の伝承、教育に役立てることを目指して研究を推進していくという。

JBPRESS

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