




長引く景気低迷のあおりを受け、徹底したコスト削減策に取り組む企業は少なくない。業務のあり方を見直し、無駄を省いて効率化を推進するケースが目立つ。
一方で、日々発生するさまざまなコストを減らそうと努力する企業も多い。とりわけ、書類のコピーやプリントアウトといった印刷費にメスを入れる事例が顕著だ。1枚あたりの印刷代は大したことなくとも、毎月数千から数万枚もの印刷物を出力する企業にとって、その費用は看過できない。
プリンターや複合機のメンテナンス費も削減すべき対象だ。紙づまりや消耗品の交換が発生するたびに保守要員に修理を依頼しては、保守費が膨らみかねない。復旧するまで業務が停滞するといった時間的なロスも大きい。こうした印刷に関わる課題を解決しようと、プリンターや複合機の機能はもとより、保守費に直結するアフターサービスの内容にも目を向ける企業経営者が増えている。
では、どのような機能やサービスを付帯するプリンターや複合機が望ましいのか。その最適解を追求しているのがOKIデータだ。
同社が展開する「COREFIDO(コアフィード)」は、中小企業の利用を想定したプリンター/複合機シリーズである。A3/A4カラー複合機、A3/A4カラープリンター、A3/A4モノクロプリンターの計29機種をラインナップに揃える。
同社が長年培ってきたLED技術を採用しているのが特徴だ。COREFIDOシリーズでは、LEDが照射する光を感光ドラムに直接当てて潜像を書き込む仕組みを採用する。一般的なレーザープリンターの場合、レーザービームをミラーで振り分けてから感光ドラムに照射するため、内部構造が複雑になりやすい。ミラーを装備する分、コンパクト化も難しい。同社では、LEDの特性を生かしたプリンターや複合機を展開することで、各種機能を集約して複雑化が増す他社製機器と一線を画している。
こうした技術的な差異が、他社製機器では実現しにくいコンセプトをもたらす。光源であるLEDとドラムの距離を数mmまで近づけられることから、筐体のコンパクト化が可能だ。トナーやドラムは取り外しが容易なため、ユーザーが自ら部品を交換できるメリットも見込める。内部構造を簡素化していることから、高い耐久性を備えるのも売りだ。そのほか、LEDをはじめとする各種技術を注ぎ込むことで、印刷の高速化や高精細化も結実させている。
COREFIDOシリーズのこれら特性に目をつけ、メンテナンスの手間やコスト削減策の切り札として導入に踏み切る企業が増えている。COREFIDOシリーズに切り替えたことで実際に効果を上げている企業は多い。
東京都内に病院やクリニックを構える医療法人もそんなケースの1つだ。同法人では電子カルテシステム導入に伴い、印刷枚数が増えたという。カルテをペーパレス化したものの、各科でその都度印刷して使っていたのが主な原因だ。加えて処方箋や予約票、領収書などを印刷する機会も増えていた。その結果、プリンターへの負荷が増したことで不具合が多発し、業務の停滞や保守コストの増加といった課題が顕在化していった。
そこで同法人は、これまで使っていたプリンターをOKIデータの複合機へと全面刷新。 COREFIDOシリーズを20台以上導入した。導入の決め手となったのが保守費用だ。機器を入れ替えることで初期コストは膨らむものの、ランニングコストを大幅に低減できると判断した。壊れにくいうえにユーザーがメンテナンスできることから、保守に関わる費用を抑えられる。保守費として毎年10万円程度かけていたコストを削減できると見込む。
都内の別の病院では100台以上のCOREFIDOシリーズを導入し、5年間で約500万円の保守費を削減した。さらに別の病院ではCOREFIDOシリーズ導入後、6年間で保守要員に修理を依頼したのはわずか3回と、故障のしにくさを評価する。運用中の故障頻度や、それに伴う費用の増加を解決する手段として、COREFIDOシリーズに買い替える企業や法人は少なくない。

OKIデータは、プリンターや複合機運用時のさまざまな課題を解決する手段の拡充にも余念がない。運用中に発生するトラブルを早期に解決したり、故障によって膨らみがちな保守費や時間のロスを削減したりする手段を揃える。
その1つが「COREFIDO 3」だ。これは「MC883」「MC863」「MC843」シリーズといった機種で対応しており、運用費や保守費のほか、トラブルによるダウンタイムを削減することに主眼を置いている。
COREFIDO 3の特徴は、大きく3つある。1つは「5年間無償保証」だ。対象機器を購入してから5年以内に発生した故障を無償で修理する。毎年支払う保守費を削減するほか、故障個所によっては高額になりかねない修理費を支払わずに済む。修理を頼むときに必要な見積や稟議書を用意する手間も省ける。機器導入後にかかるコストを大幅に削減できるのが特徴だ。
「メンテナンス品5年間無償提供」も導入後のコストメリットが見込めるサービスである。定期的に交換が必要なメンテナンス品を、購入してから5年以内なら無償で受け取れる。対象となるメンテナンス品は定着器ユニット、転写ローラー、ベルトユニット、給紙ローラーセットで、既定の寿命を迎えたものに限り無償提供される。なお、COREFIDOはシンプルな構造ゆえ、ユーザー自身でメンテナンス品を交換できるのが売りだ。そのため、交換時に発生する保守要員の技術費や出張費の削減も見込める。
ダウンタイム削減に寄与するのが「クラウドメンテナンスプラットフォーム」である。オフィスなどに設置した複合機の稼働状況をクラウド経由で収集し、機器の故障やトラブルを早期に検知できるようにする。エラーの内容に応じて、適切な解決策をユーザーのスマートフォンに送信したり(※1)、OKIデータのスタッフが電話でサポートしたりする。スタッフが遠隔から機器を操作し、設定を変更することで問題解決することもできる(※2)。
さらに、COREFIDO 3の特徴を受け継ぎつつ、トータルコストをさらに削減すべく生まれたのが、「COREFIDO 3S」だ。「MC883dnwvバリューS/M/L/XLタイプ」の4タイプから、印刷量に応じて選択できる。これは、COREFIDO 3に「消耗品バリューサービス」を加えたもの。保守費やダウンタイムを抑えるのはもとより、印刷にかかる総コストを軽減させられる。
「消耗品バリューサービス」は、トナーカートリッジやイメージドラムといった消耗品を5年相当分提供するサービスである。ユーザーはタイプに応じた上限本数を最長5年間受け取れる。印刷頻度が高い事業所などでは、消耗品をその都度購入するよりコストを下げられる。なお、消耗品の交換時期が近付くと複合機が申込書を自動出力するため、ユーザーは申込書を送付するだけで消耗品を受け取れる。
「COREFIDO 3」や「COREFIDO 3S」がプリンターや複合機を選定する上で決め手となったと答える企業は多い。
衣装レンタルや結婚式場の紹介などの事業を展開する企業の場合、トナーカートリッジやイメージドラムといった消耗品代を固定化する「消耗品バリューサービス」を評価。月々のコストを固定化することで予算を立てやすくしたほか、印刷にかかる総コストも減らした。ウェディング事業に関わる同社は土日の稼働が多く、突然のトラブル対応に不安を抱えていたが、COREFIDOシリーズのユーザーが自らメンテナンスできる容易性も評価した。都内にオフィスを構える税理士事務所の場合、年度末などの繁忙期に出力ボリュームが増えるといった課題を抱えていた。こうした経緯から、5年間無償保証とメンテナンス品5年間無償提供というアフターサービスを重視した。故障による手間や保守費を削減することに主眼を置いたためだ。機器導入費、印刷費、メンテナンス費という総コストと運用中の課題を解決できる最適解としてCOREFIDOを位置付ける。
※1:アプリのインストールが必要
※2:ユーザー登録時に同意が必要

COREFIDOシリーズの導入は、業務の効率化や生産性の向上といったメリットをもたらすだけに留まらない。日々膨らみ続けるコストにメスを入れ、これまで徹底できなかったコスト削減策を推進させられる。プリンターや複合機の導入で必然とされてきた維持費や保守費は、COREFIDOシリーズを運用することで限りなく抑えることができる。
OKIデータは現在、COREFIDOシリーズを対象とするキャンペーンを実施中だ。A3カラーLED複合機の購入を検討中、もしくは購入する企業や事業者向けに期間限定の施策を打ち出している。
A3カラーLED複合機の購入検討者を対象とするのが「A3カラーLED複合機お見積キャンペーン」だ。「MC883dnwv バリューS/M/L/XLタイプ」「MC883dnwv」「MC883dnw」「MC863dnwv」「MC863dnw」「MC843dnwv」「MC843dnw」のA3対応カラーLED複合機の見積を依頼すると、先着1000人に500円分のQUOカードが当たる。期間は2017年2月末までに応募を受け付けた分となる。
見積は専用の応募フォームから申し込める。自社名や担当者名といった連絡先のほか、現在使用中のプリンターや複合機の機種や月間平均出力枚数、主にどんな用途で使っているかなどを入力して応募する。入力したプリンターや複合機の稼働状況をOKIデータが勘案し、コストメリットの見込める最適な見積額を提示する。
3月末までの購入者を対象とするのが「トナーカートリッジプレゼントキャンペーン」だ。対象製品である「MC843dnw」か「MC843dnwv」をキャンペーン期間中に購入すると、ブラック用のトナーカートリッジ「TNR-C3LK1」(1万4000円相当)が1本もらえる。実施期間は3月31日までとなる。
お見積キャンペーン同様、専用の応募フォームから申し込める。担当者名などを入力するほか、購入した機種のシリアルナンバーを入力して応募する。ただし、事前にOKIデータへのユーザー登録が必要となる。プリンターや複合機の購入を検討していたり、導入を迷っていたりする企業は、こうしたキャンペーンを契機に、導入を進めてみてはいかがだろうか。

株式会社沖データ
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