(川島 博之:ベトナム・ビングループ Martial Research & Management 主席経済顧問、元東京大学大学院農学生命科学研究科准教授) 備蓄米の放出があっても米価高騰はなかなか鎮静化しない。スーパーの店頭も品薄状態が続いている。前回(「“優秀な官僚”もコントロールし切れない「令和の米騒動」の本当の原因」)に続いてこの問題を考えてみたい。 十分な供給があるのに米が店頭で不足している理由について、次のような情報が飛び回っている。(1)流通業者の買い占め、(2)農家の売り惜しみ、(3)農協(JA)が故意に流通量を減らしている、(4)中国人やベトナム人が転売目的で買い占めている、など
米価高騰に鈍感な石破内閣が残念なほど理解していない「日本人の心情」
備蓄米放出でも沈静化しない「令和の米騒動」、コメ不足に敏感に反応する日本人
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