石油取引の禁止、資産凍結といった制裁を行う米財務省の外国資産管理局(OFAC)は2月6日、数百万バレル(数億ドル相当)のイラン産原油を中国へ運ぶ手助けをした国際石油ネットワークに制裁を課すと発表した。 OFACはすでにイラン国防兵站省(MODAFL)と、そこに物資、技術、サービス提供など実質的な支援活動をしたイラン軍参謀本部のフロント(関連)企業「Sepehr Energy Jahan Nama Pars」を制裁対象にしている。 MODAFLとイラン軍参謀本部は国外のフロント企業を利用して石油などの商品を販売し、「紛争やテロを広げる資金源になっている」(米財務省)。要になっているのがSepeh
跋扈する「闇の船団」、原油タンカー5隻に1隻の規模に 対ロシア、イラン、経済制裁が増殖させる負の落とし子
制裁強化でも効果が減じる要因に、「イラン輸出の9割近くは中国へ」との見方も
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