前回稿「うわさの隈研吾建築の居住性、東京大学の場合 夏は熱帯植物園、冬はペンギンが飼える教室 | が、予想を超えて多くの方から反響をいただきましたので、続けて続稿をお届けします。 隈研吾さんのこの種の建築を網羅的に調べたわけではありません。 しかし、実際に自分の研究室が入っている東京大学「ダイワユビキタス棟」をつぶさに見、また資料などで確認する限り、鉄骨など別の材で構造を支えたうえで、その表面にカマボコ板のような木材を、金属でネジ止めしており、およそ伝統的な「木造建築」とは似ても似つかないものであるのは間違いありません。 例えば建物のエントランス部分、鉄骨構造になっているのが良く分かります。