2025年1月27日、米国のドナルド・トランプ大統領は「次世代ミサイル防衛システム」の構築を目指す「アメリカのためのアイアン・ドーム」と題する大統領令を発出した。 米国に対する弾道ミサイル、極超音速ミサイル、先進的な巡航ミサイルなどによる攻撃への防衛力を強化するためだ。「アイアン・ドーム」とは、イスラエルが米国の資金提供を受けて開発し、2011年に実戦配備した防空システムで世界最強との呼び声が高い。 イスラエルのアイアン・ドームは、Counter-RAM(Counter-rocket, -artillery and-mortar)に分類される近接防空システムである。 他方、米国が構築を目指す「