野党、そして野党第一党はいかにあるべきか。 本稿執筆時点において、与党が過半数割れ状態にある、いわゆる「宙吊り議会」のなかで、ちょうど来年度予算審議と折衝がピークを迎えている。 2000年代以後の国会運営のセオリーが通用しないことに伴う与党の苦悩はしばしばマスコミが報じるとおりである。それに対して、野党は攻め時ということになるわけだが、それほど簡単なものでもないように見える。 いま渦中の来年度予算に限らず、国家予算の成立は政府と与党にとって国会前半の最重要課題である。衆議院の優越の対象となっていることから、何がなんでも衆院過半数の賛成を確保する必要がある。 換言すれば、野党にとっては予算を修正
立憲民主党は世論の関心事「基礎控除の引き上げ」の議論から距離を置いたままでいいのか?
【西田亮介の週刊時評】与野党攻防にまったく登場しない野党第一党を問う
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