2月18日の国内債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時1.400%と2010年4月以来、約15年ぶりの高水準まで上昇している。円安インフレに呼応するように、日銀が利上げに踏み切るとの観測は日増しに強まっており、為替市場も円金利を睨みながら荒っぽい値動きを強いられている。 目先の金利・為替動向はさておき、今後の日銀の政策運営を検討する上では円建ての輸入物価指数の動きを把握しておくことが有用になるだろう。 いくら国民や市場参加者の体感として円安が騒がれても、国内物価への波及が限定的であれば金融政策を動かす理由にはならない。一方、円安の動きが穏当であっても、前年比で見た円建て
10年物国債の利回りが1.4%を突破!輸入物価指数の上昇は円安インフレ再来の号砲か
【唐鎌大輔の為替から見る日本】騰勢を強める国内企業物価指数、追加利上げはどうなる?
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