ほかにも、優先順位をつけることが極端に苦手で、今やらなければならないことを決められずに全く違うことをやってしまう人にも多く出会いました。そういう人は、結果的に仕事がうまくまわらなくなり、逃げるように仕事を辞めてしまいます。 そういった姿を目の当たりにして、「これでは貧困に陥るのも仕方がない」というような気持ちになりました。 脳梗塞を起こした直後の私は、あらゆる場面で自分をコントロールできなくなっていました。当たり前のことができないどころか、現実感を得ることすら困難でした。想像しにくいかもしれませんが、「自分で自分をコントロールする」感覚すら失われていました。怒濤の違和感の渦中に放り込まれたかの
貧困層に多い「働けない脳」、高次脳機能障害を負ったジャーナリストがようやく理解した本質
【著者が語る】当たり前のことが当たり前にできない不自由な世界をどう生きるか?
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