その後、在宅医療医を13年ほどしたんですが、在宅医療で亡くなる方は、非常に好ましい死に方をされるんです。残されたご家族も亡くなっていく本人も、病院で死ぬより明らかに好ましい状態である、ということを実感しました。 でも、それって世間にはあまり伝わっていないことですよね。それで、わたしの経験を少しみなさんにお伝えしたいな、と思ったのがはじまりです。 医者をやっていると、どんなに努力しても亡くなる人は亡くなる、死に対して医療は無力だということを身に沁みて感じるのですが、一般的にはやはりなかなか「もう死んでもいいです」っていう状態にはならないですよね。だけど、それが大きな過ちで、失敗してしまう原因の本
作家・医師の久坂部羊に聞いた、安楽死のない治療過多の医療大国・日本で上手に、幸せに死ぬには
新刊『死が怖い人へ』から考える、いつ死んでも後悔しないような生き方
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