障害をもつ人が日常生活を送る上での困りごとを解決するため、バリアフリーやユニバーサルデザインの実現など、さまざまな取り組みが進められている。ICTやAIといったテクノロジーを使った支援が話題になることが多く、筆者もこれまでに視覚障害者を支援するIT技術を紹介してきたが、従来からある「人」による支援も、当事者やその家族に知られていないことが多いらしい。 人による支援の一つに「同行援護」がある。視覚障害によって移動に困難がある人の外出に同行して、目的地に向かうために必要な情報提供や安全の確保をしたり、外出先での情報提供や代読・代筆を行うなど、必要とされる援助をする障害総合支援法に基づく障害福祉サー