1月28~29日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)は市場の予想通り、政策金利であるFF金利誘導目標を4.25〜4.5%で据え置いた。12月に更新されたメンバーの政策金利見通し(ドットチャート)では、2025年中の利下げが2回とされているが、市場の織り込みもほぼこれに沿っており、当面の政策変更は想定されていない。 FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長が会見で述べた「経済が堅調であるため、金利を調整するにあたって急ぐ必要はない」という言葉に従うように、3月や5月も現状維持を見込む向きが支配的である。 もちろん、この間にも不測の事態は頻発するであろうが、現状では利下げを促すような基礎的
市場の焦点は「米国の利下げがいつ終わるか」ドル安・低金利を志向するトランプ大統領の圧力もFRBには影響せず
【唐鎌大輔の為替から見る日本】あまりに堅調な米国の経済・物価情勢、米国の利下げ局面で円高は幻か
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