新年早々、ドニエストル両岸(モルドバと沿ドニエストル)でエネルギー危機に陥る可能性が出ている。 2025年度の天然ガス供給をめぐり、ロシア・ガスプロム社とモルドバガス社との契約交渉が難航していることが主因だが、問題は天然ガスだけに限らない。 モルドバ・ロシア間のガス契約はモルドバから事実上分離独立状態にある沿ドニエストル分も含むため、未契約ならば新年早々に沿ドニエストルはガス欠となる。 沿ドニエストルの火力発電所はモルドバの電力需要の8割を担っているため、沿ドニエストルのガス欠はモルドバのブラックアウトにつながりかねない。 本問題は、ステレオタイプ的な「ロシアによるモルドバいじめ」に見えるが、