尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領が3日夜11時頃、突然非常戒厳令を宣布したが、国会の反対でわずか6時間ほどで解除された。戒厳令が宣布されてから2時間後、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長と190人の議員が国会に集結し、「非常戒厳解除要求案」を上程し、全会一致で可決させたことを尹大統領が受け入れたのだ。 韓国憲法と戒厳法によると、非常戒厳令の宣布は大統領の権限だが、国会で在籍議員過半数の解除要求があれば大統領は「直ちに」戒厳令を解除しなければならない。すなわち、野党が国会の絶対多数を掌握する現在の状態下では、非常戒厳令は無用の長物であるわけだ。尹大統領がこの点を知らなかったはずがない。 それな
わずか6時間で終了、無謀に映る尹錫悦大統領の非常戒厳、実は野党を大統領弾劾に「導く」巧妙な罠だったとの説も
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