三菱UFJ銀行の練馬支店と玉川支店に勤務していた行員が、支店の貸金庫から顧客の金品十数億円を盗み取っていた事件が発覚した。銀行の貸金庫というのは、ある意味で最も信頼性の高い施設だと考えられているので、衝撃的である。この行員に関しては「店頭業務の責任者」だったと報道されているので、支店長代理の上の営業課長であろう。 筆者は大学卒業後、大手都市銀行に14年間勤務したが、同行は2000年代初めに竹中平蔵金融担当大臣に睨まれ、東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に実質的に吸収合併された。自分自身の経験から、銀行員の不祥事で表沙汰になるものは、氷山の一角でしかない(報道されない金銭がらみの不祥事はメガバンク
「貸金庫から十数億円窃盗」でクローズアップされる銀行員のモラル低下、表沙汰にならない不祥事が行内にゴロゴロ
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