28日前場の寄りでは続落で始まったものの、すぐに切り返し、前週末からの上げ幅が700円を超える場面もありました。 政治の不透明感から衆院選までに膨らんでいた売りに対する反動が大きかったことに加え、円安も株価の支えになりましたね。28日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=153円88銭近くと7月末以来3カ月ぶりの水準まで下落し、円安が進みました。 今回の与党の大敗で、拡張的な財政政策や金融緩和の維持などを掲げる国民民主党との連立政権の樹立が意識されたことが背景にあります。国民民主党の玉木雄一郎代表などは、7月の日銀利上げについても痛烈に批判してきた経緯があり、「円安・株高」のイメージが強い人です
与党大敗でも株高、マーケットの関心は「石破より玉木」に…金融緩和路線の国民民主党の動向が焦点
第一生命経済研究所・藤代宏一主席エコノミストに聞く