中国では、多くの中央官庁が、先代の胡錦濤政権の頃から、「情報公開」を名目に、定例の記者会見を行っている。 その中で、最も緊張感に溢れていると、参加した記者たちが一様に証言するのが、毎月の月末に行われる中国国防部(防衛省に相当)の会見である。午後3時から約2時間開かれるが、報道官の物言いは、極めて強硬だ。 例えば、「台湾の国防部は○○と発表したが事実か?」などと聞こうものなら、「台湾は中国の不可分の一地方なのに、何が『国防部』だ!」と怒鳴りつけられてしまう。 ところが、8月29日に行われた呉謙(ご・けん)報道局長(大校=一佐に相当)の定例会見で、珍しく笑いが漏れるシーンがあった。 この日は計21
「スマホゲームは精神的アヘン」と規制していた中国でゲーム『黒神話:悟空』が空前のヒット、当局の方針転換の裏側
東アジア「深層取材ノート」(第247回)
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