競馬をギャンブルの対象としているファンの人にとって、強すぎるがゆえあまり魅力的な馬ではありませんでしたが、レースぶりが安定していて大負けすることがないという点で私が高く評価し、最も安心して見ていられた名馬といえば、昭和59年(1984)、無敗でクラシック三冠馬となったシンボリルドルフです。 日本に敵がいなくなった満5歳の春、ルドルフは米国に遠征します。カリフォルニアのサンタアニタパーク競馬場で行われたサンルイレイハンデキャップレースに出走、現地でも日本の最強馬として伝えられ、3番人気となりましたが、結果は6着でした。 レース中に故障したとはいえ、日本馬と外国馬との彼我の実力差を見せつけられたよ