エマニュエル・マクロンが大統領選挙で初勝利を収めた2017年5月7日の夜、筆者はロンドンのフランス大使館にいた。 マリーヌ・ルペンを破ったことが確定したとのニュースがスクリーンに映し出されると、集まっていた人々から歓声が上がった。 あれから7年。ルペン率いる国民連合(RN)はフランス国民議会選挙の初回投票で最も多くの票を勝ち取り、マクロンの与党は大敗した。 ルペンの愛弟子ジョルダン・バルデラが首相に就任する可能性も浮上した(編集部注:7日の決選投票ではRNが予想より伸び悩んだが、それでも獲得議席数は過去最多になる見込み)。 ブックメーカーの間ではルペンが2027年フランス大統領選挙の本命候補に
ルペンとトランプとリベラル派のパニック――ギデオン・ラックマン
2024.7.9(火)
Financial Times
ここからは、JBpress Premium 限定です。
カンタン登録!続けて記事をお読みください。詳細はこちら