衰えを隠しきれない米大統領のバイデン氏に、相変わらずの“ドヤ顔”で迫る前米大統領のトランプ氏、うれしくて小躍りする北朝鮮最高指導者の金正恩氏、苦虫を噛みつぶしたような中国国家主席の習近平氏、そして、「ひょうたんから駒」で歓喜のロシア大統領のプーチン氏――。「地政学」という題名の“大河ドラマ”を演じる役者たちは錚々たる顔ぶれで、その舞台は北朝鮮である。 ロシア事情に詳しい国際ジャーナリストはこう解説する。「北朝鮮をめぐる中ロのさや当ての始まりで、今年6月に起こった2つの出来事が引き金になったようだ」 中ロと言えば、対西側で結束する盟友同士というのが一般的な見方だが、「さや当て」とは穏やかではない
【ロ朝軍事条約の深層】北朝鮮の支配権を巡り中ロがさや当てか、そして“もしトラ”で急変する極東の軍事バランス
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