めがね橋(碓氷第三橋梁)は、高崎(群馬県高崎市)と直江津(現新潟県上越市)を結ぶ国鉄信越本線(当時)のための橋梁の一つ。1891年(明治24年)に着工し、1893年(明治26年)に竣工した。碓氷峠という難所での工事でありながら、非常に短期間で完成させるという偉業だった。「魅せる土木」を提唱し、Webサイト「土木ウォッチング」やFacebookページ「Discover Doboku」を運営する吉川弘道氏(東京都市大学名誉教授)に、めがね橋の持つ価値を解説していただいた。 必要な橋梁やトンネルを碓氷峠に造るために、イギリス人の設計技師が招聘(しょうへい)された。このため、めがね橋やトンネルのレンガ