最初に告白しておく。 英国のリシ・スナク首相が徴兵制の復活を提案するとのニュースが5月下旬の週末に漏れ伝わってきた時、筆者の頭に即座に浮かんだのは政治風刺劇の一コマだった。 輪になるように並べられたイスに保守党のお歴々が足を組んで座り、マニフェストに載せるばかげたアイデアをブレーンストーミングしている光景だ。 この想像は、この提案にはふさわしくなかった。 突飛であり詳細も不明だが、少なくともスナク氏は2つの問題に同時に取り組む計画の概要を示したからだ。 問題の一つは軍の予備役を増やす必要性であり、もう一つは若者の間に社会的な一体感と奉仕の精神を醸成したいという願望だ。 最大3万人の志願者に1年
まるで勝ち目のない総選挙、リシ・スナク英首相が打って出るスパゲティ戦略
2024.6.4(火)
Financial Times
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