5月10日、陸海空自衛隊の部隊を一元的に指揮する統合作戦司令部の設置を盛り込んだ自衛隊法改正案が、参院本会議で可決され、成立した。 採決に当たっては、与党の自民・公明両党のみならず、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党なども賛成に回った。 これにより本年度末には、陸海空の各幕僚長と同格の自衛官たる統合作戦司令官を長とした統合作戦司令部が創設されることになる。 可決された改正法によると、防衛大臣は、①自衛隊法第6章に規定される行動および国賓等の輸送、 ②防衛省設置法に規定された調査及び研究のうち運用に係るもの、 ③その他の自衛隊の運用に関し、必要な場合に自衛隊の全部又は一部を統合作戦司令官に