効果的ではない行動でも大きな変化をもたらすことがある。 中東諸国は今月前半、イスラエルが4月1日にシリアのダマスカスにあるイラン大使館構内を空爆して将官2人を殺害した件について、イランが報復に出るのではないかと固唾をのんで見守っていた。 4月13日夜に実行された攻撃は予想以上に大胆で、計300個を超えるミサイルやドローン(無人機)がイスラエルを狙った。 死者は出ず、建物などの破壊もほとんどなかったが、その意義が損なわれることもなかった。イランがイスラエルを直接攻撃するのは、これが初めてだったからだ。 中東は今、再び神経質になっている。 イスラエルが反撃に出ることはほとんど不可避であり、それがい
燃え盛る中東、地域最古の対立の一つが新たな時代に突入
2024.4.22(月)
The Economist
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