私たちは、2021年度から2023年度の3年間、環境省の環境研究総合推進費で「大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響評価(Airborne MicroPlastic and Health Impact;通称、AMΦプロジェクト)」を進めてきました。 AMΦプロジェクトでは、広島大学総合科学部の石原康宏教授の協力で、大気中マイクロプラスチックが呼吸器に及ぼす影響について研究を行いました。 実験では、光劣化させていない繊維状PETと、光を照射して劣化させた繊維状PETを、7日間、経鼻投与しました。すると、後者の劣化させたPETを投与したマウスでは、気道を流れる空気が通りにくくなる、息を吐き