高度経済成長時代なら1.5%は持続可能でしたが、今の日本の潜在成長率は0~1%なので、飛躍しすぎでしょう。ただ、今年は、昨年から物価が賃上げ以上に上がりましたから、足りない分をカバーしているという面があると思います。3.5%で実質賃金上昇率はゼロですから、来年以降は4%台あればプラスの実質賃金が維持できて持続可能です。 一方で、物価の伸びが減速してくるとみているので、その両面から秋には実質所得が増加し、消費が回復に向かうとみています。 ただ、去年も秋ぐらいには実質所得が増加に転じるとみていましたが、そうはならなかった。物価が想定よりも高水準で推移したからですが、今年もそのリスクはあります。 二
悪い物価上昇でも賃上げのドライバーとして重要、賃上げと個人消費拡大の好循環を実現するために必要なこととは
【大崎明子のプロの市場分析を聞く】ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査部長が語る春闘と賃上げ
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