そもそも政倫審というのは、真実の発見のための制度ではありません。 政倫審というのは、政治倫理綱領や政治規範に違反したと疑われた者が、それについて弁明したり、政治倫理違反の状況について審査を受けたりするために開かれるものです。 真実を発見するという目的を果たすために、公開の場面で、質問者が持ち時間に従って順番に質問して「これはどうですか」「あれはどうですか」と聞くのがベストの方法かというと、まったく適していない方法です。 帝国議会以降、一問一答方式は日本の議会における基本的なパターンになっていますが、真実の発見ということにおいては適当な手法だとは言えません。 公開のテレビの前で順番に問い詰めて、