3月12日行われた参議院財政金融委員会で、日銀の植田総裁は3月18~19日会合について、「今週、追加的なデータや情報が入ってくると思う。総合的に判断、点検し、適切な判断を下していきたい」と述べた。 無論、「今週入ってくる追加的なデータや情報」とは12日から15日にかけて順次上がってくる大企業の春季労使交渉(以下春闘)の仕上がりを指している。 このほか植田総裁は「一部の統計に弱めの動きがみられるが、緩やかに回復している」と述べ、個人消費の弱さに言及したが、これは賃上げによってカバーされてくるとの認識も口にしている。 実際、直近データである10~12月期の個人消費は前期比▲0.3%と3期連続のマイ
マイナス金利解除後の連続利上げはあるのか?日銀が注視する「2024春闘」の読み方
【唐鎌大輔の為替から見る日本】メインシナリオは名目賃金上昇の芽を摘まないための緩和維持
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